Autodesk® AutoCAD® 2017.1.2 Update をダウンロードしていただき、ありがとうございます。
この Readme には、更新プログラムで導入される新機能および修正される内容に加え、インストールに関する重要な情報が記載されています。
重要: この AutoCAD 2017.1.2 Update には、これまでにリリースされた AutoCAD 2017 のすべての更新プログラムが含まれています。
注:
AutoCAD の更新プログラムは、AutoCAD および AutoCAD LT と同様に、AutoCAD ベースの業種別製品と共通して適用できるように変更されています。業種別製品固有の更新プログラムは、固有機能のみに特化した修正モジュールとして提供されます。
この修正プログラム AutoCAD 2017.1.2 Update を適用すると、[バージョン情報]ボックスに製品バージョン番号として N.402.0.0 AutoCAD 2017.1.2 と表示されるようになります。業種別製品のいずれかを使用している場合は、ビルド バージョンとしてN.402.0.0 AutoCAD 2017.1.2 と表示されるようになります。
[カスタマー エラー報告]ユーティリティによって寄せられた情報を詳細に分析した結果、次の各種問題を特定し、解決することができました。
ブロック
- いくつかのブロックを 2 度目に挿入したときにクラッシュすることがある。
グラフィックス
- 3DORBIT[3D オービット]コマンドに続いて図面を縮小ズームしたときにクラッシュすることがある。
名前削除
- DXF 図面ファイルに名前削除を実行したときにクラッシュすることがある。
Web およびクラウド
- オンライン オプションの設定を変更、および情報センターから Autodesk A360 にサイン インしたときにクラッシュすることがある。
全般
- Windows 10 で AutoCAD を起動したときにクラッシュすることがある。
- 長い形式でシステム時刻を入力し、次に DIM[寸法記入]コマンドを使用すると、クラッシュすることがある。
- レイアウトを切り替えたときにクラッシュすることがある。
- 点群を含む図面で 3DROTATE[3D 回転]コマンドを実行したときにクラッシュすることがある。
- AccoreConsole.exe を使用して図面を PDF に出力する際にクラッシュすることがある。
- [外部参照]パレットを使用して参照をアタッチ解除した後、[元に戻す]を実行すると、クラッシュすることがある。
- CUI メニュー用に PNG ファイルを利用したリソース DLL を作成して、ドロップダウン ボタンにボタン イメージのリソースを割り当てた場合、メニュー使用時にクラッシュすることがある。
グラフィックス
- UNDO[元に戻す]を実行した後に 3D ポリラインを作成するとクラッシュすることがある。
- 一部の AutoCAD Architecture 図面で平面図に切り替えたときにクラッシュすることがある。
- 特定の図面で WBLOCK[ブロック書き出し]コマンドを使用した後にオブジェクトをいくつか選択すると、クラッシュすることがある。
全般
- 参照図面をインプレイス編集した後に外部参照を閉じると、クラッシュすることがある。
全般
- 特定の図面で、HQGEOM が無効になっているときにズーム操作を行うとクラッシュすることがある。
- 特定の ARX ファイルをロードした後に一般的なコマンドを実行するとクラッシュすることがある。
次の問題が新たに修正されました。
表示
- フリーズされているビューポート画層上の外部参照が印刷されてしまう。
- Citrix の仮想環境上で AutoCAD を使用した場合、プライマリ ディスプレイ アダプタが既定にならないことがある。
開く/保存
- Excel のハイパーリンクを使用して図面ファイルを開くと、AutoCAD アプリケーション ウィンドウが移動する。
PDF の読み込み
- 相対パスを使用してアタッチされている PDF アンダーレイを読み込むと、エラーが発生することがある。
セキュリティ(Service Pack 1)
- 引き続き、内部ソフトウェア セキュリティが強化され、潜在的脆弱性が修正されています。
外部参照
- 共有フォルダへの UNC パスからデータセットを開いた場合、外部参照の状態として「再ロードが必要」と誤って表示されることがある。
全般
- AutoCAD Architecture で作成された図面を開いた場合、図面を再度保存するとクラッシュすることがある。
- 特定の表示スタイルで印刷したときに不正な結果になることがある。
- カスタム設定をマイグレートするとエラーが発生することがある。
表示
- ハードウェア アクセラレーションが有効なときに、図形を AutoCAD 2017 から Excel に貼り付けると、Excel ですべての線が実線として表示される。
- 明るい色調に切り替えると、線種がリボンに表示されなくなることがある。
全般
- Windows 10 Anniversary Edition にアップグレードした後、コマンドがアクティブなときにファンクション キーを押すと、AutoCAD がフリーズすることがある。
- シート セット マネージャでいくつかのプロジェクトを開くと、パブリッシュのパフォーマンスが低下することがある。
- 特定の DGN ファイルの読み込みが失敗することがある。
- 3D 表示スタイルに切り替えたとき、バルーン通知を 2 回閉じる必要がある。
- 2017.1 Update をインストールすると、カスタマイズした編集メニューの設定が失われることがある。
注釈
- カスタム属性の位置が変化することがある。
フォント
- PFB フォントをコンパイルすると、使用できない .SHX ファイルが生成されることがある。
全般
- 特定のコマンドを実行した後、ローカル言語を切り替えることができなくなる。
- コピーおよび貼り付けを行うと、AutoCAD がフリーズすることがある。
- 図面のビューを変更すると、そのビュー内のオブジェクトが表示されなくなることがある。
次に、2017.1 Update で提供される新機能の一覧を示します。
機能
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新機能または機能強化
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機能に関するコメント
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PDF 読み込み | 機能強化 | PDFSHXTEXT[PDF SHX 文字変換]は、SHX ジオメトリを含む PDF ファイルを読み込んだ後に使用できるコマンドです。このコマンドは、選択した任意の PDF ジオメトリを、合致する SHX フォントを使用したマルチ テキスト オブジェクトに変換します。一般的ないくつかの SHX フォントがサポートされています。ただし、現時点では、アジア圏用に用意されたビッグ フォント SHX ジオメトリはサポートされていません。 コマンド: PDFSHXTEXT、-PDFSHXTEXT、TXT2MTXT
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高解像度モニタのサポート(高 PPI) | 新機能 | AutoCAD 2017.1.2 Update では、[画層管理]パレット、コマンドライン ウィンドウ、[プロパティ]パレット、ファイル ナビゲーション ダイアログ ボックス、ピック ボックス カーソル、グリップ、ViewCube、UCS アイコンなどの一般的なユーザ インタフェース要素は、Windows の表示スケールの設定に正しく調整されます。 注:
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オブジェクトの選択 | 機能強化 | 選択中に画面外に移動されたオブジェクトも、選択セットに保持されます。高品質ジオメトリがオンの場合、どの線種のギャップも選択することができます。同様に、オブジェクト スナップでも使用可能です。 システム変数: SELECTIONOFFSCREEN、LTGAPSELECTION
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3D グラフィックス パフォーマンス | 機能強化 | レンダリングされる表示スタイルで 3D オービットのパフォーマンスと信頼性が向上しました。特にエッジや面を含む多数の小さなブロックがあるモデルで向上しました。 コマンド: VISUALSTYLES[表示スタイル管理]
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Windows 7 / Windows 8.1 / Windows 10
これらの問題を特定してご報告いただいたお客様、また、多数のフィードバックをお寄せいただいた皆様に感謝いたします。ご報告いただいた内容は、今後の製品改善の参考とさせていただきます。
ありがとうございました。
The Autodesk AutoCAD 製品チーム
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