Autodesk® AutoCAD® 2018.1.2 Update をダウンロードしていただき、ありがとうございます。
この Readme には、Update で導入される新機能および修正される内容に加え、インストールに関する重要な情報が記載されています。
重要: この AutoCAD 2018.1.2 Update には、これまでにリリースされた AutoCAD 2018 のすべての更新プログラムが含まれています。
AutoCAD Update は、単体製品としてインストールされている AutoCAD と AutoCAD ベースの業種別製品に適用することができます。次の業種別製品には、それぞれに適用可能な更新プログラムに加えて、AutoCAD の更新プログラムをインストールすることができます。
AutoCAD と業種別製品:
この修正プログラムを適用すると、[バージョン情報]ボックスの製品バージョンに O.161.0.0 AutoCAD 2018.1.2 Update と表示されます。いずれかの業種別製品に使用した場合は、ビルド バージョンとして O.161.0.0 AutoCAD 2018.1.2 Update と表示されます。
次の表に、AutoCAD 2018.1 Update で提供される新機能と機能強化を示します。詳細については、『AutoCAD 2018.1 Update プレビュー ガイド』(英語)を参照してください。
機能
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新機能または機能強化
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機能に関するコメント
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外部参照画層のプロパティの機能強化 | 新機能 | 外部参照の優先設定をより柔軟にコントロールするために、[画層設定]ダイアログ ボックス([画層プロパティ管理]からアクセス)に、外部参照画層のプロパティを管理するための新しいコントロールが追加されました。システム変数 VISRETAIN を使用して、外部参照画層のプロパティへの優先設定を保持するオプションをオンにした場合、再ロードする外部参照画層のプロパティを指定できるようになりました。各種の画層プロパティ オプションは、新しいシステム変数 VISRETAINMODE で指定したレジストリに保管されます。[画層プロパティ管理]には、外部参照に関連付けられた画層に優先設定が含まれたときを示す新しい状態アイコンも追加されました。 主要なコマンドとシステム変数: LAYER[画層管理]、VISRETAIN、VISRETAINMODE、XREFOVERRIDE
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ビューおよびビューポート | 新機能 | 現在のレイアウト上のレイアウト ビューポートを自動的にサイズおよび尺度設定するとともに、モデル ビューを簡単に作成、取得、配置できるようになりました。レイアウト ビューポートを選択すると、2 つの追加のグリップが表示されます。1 つはビューポートを移動するためのグリップ、もう 1 つは一般的に使用される尺度のリストから表示尺度を設定するためのグリップです。 主要なコマンドとシステム変数: MVIEW[浮動ビューポート管理]、NEWVIEW[ビューを新規作成]
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高解像度(4K)モニタのサポート | 機能強化 | Update では、高解像度モニタのサポートが引き続き改善されています。高解像度(4K)ディスプレイでの高画質表示に対応するよう、200 以上のダイアログ ボックスや他のユーザ インタフェース要素が更新されました。 最良の結果を得るには、Windows 10 オペレーティング システムおよび互換性のあるビデオ カードをご使用ください。
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3D グラフィックス パフォーマンス | 機能強化 | ワイヤフレーム、リアリスティック、シェード表示スタイルは、テストされた DWG ファイルの内容に応じて引き続き向上しています。たとえば、使用した 6 つの大規模なベンチマーク モデルのフレーム毎秒のパフォーマンスの中央値は、AutoCAD 2018 に比べて Update では 37% 向上しました。 主要なコマンドとシステム変数: 3DORBIT[3D オービット]、ZOOM[ズーム]、PAN[画面移動]、VSCURRENT[ビューポート表示スタイル]
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[カスタマー エラー報告]ユーティリティによって寄せられた情報を詳細に分析した結果、次の各種問題を特定し、解決することができました。
全般
- 特定の API コードを使用して AutoCAD を終了した場合の偶発的なクラッシュはなくなりました。
全般
- 未定義のハッチング パターンを編集した場合の偶発的なクラッシュはなくなりました。
- 特定の DXF ファイルを開いたときの偶発的なクラッシュはなくなりました。
全般
- PDFCLIP[PDF クリップ]コマンドを使用した後に表示スタイルを 3D に切り替えたときの偶発なクラッシュはなくなりました。
- [スタート]タブから図面を右クリックしたときの偶発的なクラッシュはなくなりました。
- AutoCAD 2004/LT 2004 図面形式またはそれ以前の形式で保存したときの偶発的なクラッシュはなくなりました。
全般
- ブロック エディタを開いたときの偶発的なクラッシュはなくなりました。
- 非自動調整ハッチングを選択または作成したときの偶発的なクラッシュはなくなりました。
- 特定の図面でリボンの[ビューを挿入]ボタンをクリックしたときの偶発的なクラッシュはなくなりました。
- 特定の寸法スタイルを修正したときの偶発的なクラッシュはなくなりました。
- 特定の図面でスポットライトのグリップを編集したときの偶発的なクラッシュはなくなりました。
- 外部参照を含む DXF ファイルを開いたときの偶発的なクラッシュはなくなりました。
点群
- 点群に配色パターンを追加したときの偶発的なクラッシュはなくなりました。
全般
- 一部の表示スタイルで外部参照をアタッチ解除したときの偶発的なクラッシュはなくなりました。
- 一部のスプライン タイプを使用した DGN 図面を読み込みまたはアタッチしたときの偶発的なクラッシュはなくなりました。
- 寸法から UCS 座標値を取得したときの偶発的なクラッシュはなくなりました。
次の問題が新たに修正されました。
注釈
- 異尺度対応マルチテキスト属性をパブリッシュしたときに、不正な注釈尺度になることはなくなりました。
フォント
- PFB フォントは、正常に SHX ファイルにコンパイルできるようになりました。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[PDF オプション]の[重ね書きコントロール]で[線を重ね書き]が指定されている場合、マスクの境界線が印刷されることはなくなりました。
ブロック
- ブロック エディタで右クリックしても、コマンド ウィンドウにエラー メッセージが表示されることはなくなりました。
印刷
- どの文字スタイルを PDF に出力しても、上下が逆になることはなくなりました。
- 印刷時、ブロック内の自己交差ワイプアウトは正常に実行されるようになりました。
全般
- 製品のサブスクリプションの期限が 2017 年 6 月 1 日に終了するというプレリリース製品のエラー メッセージの問題は修正されました。
- マテリアル エディタの値入力機能が復元されました。
- デジタル署名付きの AutoLISP ファイルが正常にロードできるようになりました。
線種
- 標準仕様ファイル(.dws)が、複雑な線種のプロパティをサポートするようになりました。
全般
- Windows 10 で AutoCAD 2018 と AutoCAD 2017 間でオブジェクトを複写しても、AutoCAD が異常停止することはなくなりました。
- 交差窓およびフェンス選択で、現在の UCS の XY 平面上に存在しないオブジェクトを選択できるようになりました。
- 保存または自動保存のたびに、[デジタル署名の警告]ダイアログ ボックスが表示されることはなくなりました。
- 以前は予期したより遅かった一部の図面の印刷プレビューのパフォーマンスが改善されました。
ブロック
- ブロックの編集後も、ブロックの属性は同じ位置に保持されるようになりました。
PDF/印刷
- どの図面から出力した PDF ファイルも、Adobe Reader で正しく表示されるようになりました。
- PDF ファイル内のハッチング パターンが、線の太さと一致するようになりました。
- [シェーディング印刷]を[レンダリング]オプションに設定した場合、ラスター イメージが正常に印刷されるようになりました。
全般
- DWG ファイルの AEC プロパティセット データを 3D DWF ファイルに正常に書き出せるようになりました。
- どの Pro/E ファイルも、AutoCAD に正常に読み込めるようになりました。
表示
- 図面内の Web URL のイメージが正しく表示されるようになりました。
モデル ドキュメント
- 特定のモデル ドキュメント コマンドが完了した後にエラー ダイアログ ボックスが表示されることはなくなりました。
マルチテキスト
- どの設定で 2 バイト文字を使用しても、文字が正しく表示されるようになりました。
PDF/印刷
- どの表示スタイルで出力した PDF ファイルも、正しく表示されるようになりました。
- モデル空間で表示スタイルを変更した後も、正しく印刷されるようになりました。
全般
- ビュー編集コマンド中も、オブジェクト スナップの設定はオンの状態が保持されるようになりました。
- AutoCAD の起動時間とネットワーク ドライブのスキャン速度が向上しました。
- 寸法のダイナミック入力ツールチップは、サポートされているすべてのオペレーティング システムで正しく表示されるようになりました。
Windows 7 / Windows 8.1 / Windows 10
これらの問題を特定して弊社に報告していただいたすべてのお客様に感謝いたします。ご報告いただいた内容は、今後の製品改善の参考とさせていただきます。
ありがとうございました。
The Autodesk AutoCAD 製品チーム
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